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ラブフルートの手入れと保管
木製の楽器はメンテナンスが大切です。
木は生きていると考えて、ラブフルートの状態をよく見ながら、相応しい取り扱い方を学んでください。
フルートの状態がおかしかったり
不明な点などありましたらe-mailまたは電話・FAXなどでお問い合わせください。
長く使用している場合、木の収縮による変形が生じる場合があります。
又、プレートを変形させる事もあるかと思います。
1年以内は無料、それ以降は有償でメンテナンス致します。
TEL/FAX. 0123−36−8881
moble. 090−8906−9916
mail. ravenono@basil.ocn.ne.jp
【本体の手入れ】
ラブフルート本体のお手入れには次のものを用意してください。
蜜蝋 ・ 布 ・ 綿棒又は爪楊枝
基本的に本体外部全体とバードに蜜蝋を塗ってください。内部はウォーターシールド液を塗布していますので特に塗る必要はありません。オイルを塗って本体に馴染み、落ち着いたところで蜜蝋を塗ってください。
一服お茶を飲んでゆっくりと作業を進める感じがいいでしょう。
蜜蝋は本体を美しく保ち、乾燥を防ぎ、殺菌作用があります。
オイルとは違いますので、
歌口・四角い二つの穴・トーンホール・チューニング用の小さな穴には塗りません。(音程や呼吸に直接影響します)
厚塗りせず、軽く塗ってから乾いた布で皮膜が均等に伸びるようにこすってください。
口をあてる部分は多少多めに塗っても良いでしょう。少しずつ塗って十分に伸ばしてください。
蜜蝋は軽く暖めると塗りやすくなります。
溶かしすぎるとゴテゴテになりますので注意してください。
ドライヤーやロウソクを使う場合は蜜蝋を近づけすぎないようにしてください。
夏場は手で握っているだけで十分柔らかくなります。
また、作業の際にホール類に蜜蝋が付着しやすいので、余分な蜜蝋は取り除いてください。
【プレート部分の手入れ】
ブルーレイバンクリエーションのフルートには
真鍮製のプレートが使用されています。
(プレートのないものや皮革素材や樹脂のフルートもあります)
真鍮製プレートは入手しやすく、加工性も高いのですが
酸化すると黒ずんでしまいます(錆ではありません)
特に水分が付着すると変色が激しくなります。
これを防ぐためにカーワックスなどを塗布して、皮膜を作った状態でお渡ししていますが、演奏を続けていきますと皮膜が薄くなり変色しやすくなります。
変色してきましたら金属磨きなどで軽く磨いてから(定番のピカールで磨くとピカピカになります)ワックス類を塗ってください。
蜜蝋を塗ることも出来ますが、プレートは比較的柔らかく変形しやすいので注意してください。
また、お手入れが終わってプレートを取り付けるときは、
プレートの裏表や前後を間違わないようにしてください。(エッジを切ってある部分が表です)
エッジとバードに先端が向き合うように取り付けてください。
【バード部分の手入れ】
バードにはオイルや蜜蝋を塗ります。
プレートを密着する部分は平面性が大切ですので、
深い傷などを付けないように注意してください。
バードには幾つかのタイプがありますが、先端部は重要ですから破損しないよう注意してください。特に先端部に切り込みのあるものは、両端の細い部分が欠落しないように丁寧に手入れしてください。
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【フルートの保管】
手入れも大切ですが、日常の保管や取り扱いも大切です。フルートは必ずケースに入れて保管してください。
保管時は、極度な温度変化、高温多湿、低温乾燥は極力避けてください。
直射日光に長時間さらしますと、接着部分など弱い部分が剥離しやすくなります。
気温がマイナスになる環境も極力避けてください。
また、長時間吹いて水分が多量に溜まっている場合は、そのまましまいこんで放置するとカビ等が発生しやすくなります。革紐を解いてバードを外し、息を強く吹き込むなどして
余分な水分を内部から出し、自然乾燥させてからケースに保管してください。
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